Top >  ソフトバンク携帯 >  ソフトバンクのクリエイティブ路線

ソフトバンクのクリエイティブ路線

昨年、携帯事業へ参入したソフトバンク(ソフトバンクモバイル)は、ソフトバンクはYahoo!から受けるイメージとはかなり異なる路線に変更しているように見える。その路線とは、一言で言えば、クリエイティブ路線である。ソフトバンクのこのクリエイティブ路線は、初期携帯を導入した時点では明瞭ではなかった。親しみやすさの反面で、やぼったい印象を持つYahoo!のイメージが、当初のソフトバンクには残っている。

しかし、今年の前半に、ソフトバンクの孫正義社長が、米Apple社のiPhoneの基調講演に、一聴衆として参加した後での、ソフトバンクの広告宣伝には、以前とは異なるクリエイティブな香りが漂うようになってきた。iMac、iPodなど斬新なデザインとクリエイティブな造形美で、パソコンをインテリアにまで昇華してきたApple社のデザイン優先路線に影響を受けたとみるのは、あながち間違いとはいえないだろう。さらに穿った見方をすれば、来年度に同社のiPhoneの専売権を獲得するための布石として、ソフトバンクのイメージをクリエイティブなものにする狙いがあるのかもしれない。

さて、こうしてクリエイティブ路線に大きく舵を取ったソフトバンクだが、世界に類のないインセンティブ制の崩壊に伴い、遅かれ早かれ携帯メーカーの淘汰の時代が訪れる。そして、それに伴い、クリエイティブ路線の内実も変容を迫られるときが来るであろう。いかにセンスのよい携帯であっても、機種自体が「高価」であれば、顧客の大半は購入を手控えるであろう。そして、そのような場合でも生き残れる、つまり顧客が購入を積極的に行う携帯とは、シリーズものの機種ということになるであろう。クリエイティブな携帯とは、外面のデザインだけでなく、シリーズとして存続できるだけの内実をもったものである必要がある。その点、ソフトバンクの戦略がApple社の戦略に酷似してくる日もそう遠くはないと考えるのは筆者のみであろうか。

スポンサード リンク

         

ソフトバンク携帯

関連エントリー

機種変の行方-ソフトバンクの場合 ソフトバンクのクリエイティブ路線 ソフトバンクの中でのノキアの位置づけ スマートフォン導入-ソフトバンクの先見 キーワードで見るソフトバンク携帯


スポンサードリンク